sunnysmile代表、子育てコンシェルジュのいずみです＾＾
うちの子頑張るのが苦手なのかな…？
今日は
「引っ込み思案でなかなか挑戦できない…」
「うちの子頑張ることが苦手なのかな…」
そんな風に悩んでいる方のために「安全基地」についてお話します。
視覚的断崖実験ってご存知でしょうか？
これは、社会的参照能力に関する有名な実験です。
社会的参照とは、何か行動しようと思った場面で、
自分だけではどうしていいかわからないときに、
周りの態度や表情をみて行動を決定することを言います。
なんか今日は難しい話なのかな？
と思ったかもしれませんが、
ぜひ知ってほしい話なので、最後まで見ていただけると嬉しいです。
赤ちゃんのすさまじい能力の話
この視覚的断崖実験を簡単にまとめると、
まず、生後9か月頃の赤ちゃんを下が透ける透明な台のうえに座らせます。
そして台の端から、お母さんが赤ちゃんを呼びます。
すると、
赤ちゃんは、台が透けて下まで見えているところで、
自分が落ちてしまうのではないかという感覚になり
恐怖を感じるため動くことができません。
でも、お母さんが笑顔で呼びかけると、
赤ちゃんは、お母さんの笑顔を見て、
大丈夫だろうと安心し台の上をハイハイして
お母さんの元へやってくるのです。
この実験でわかったことは、
赤ちゃんはお母さんの表情を見て行動を選択したということです。
つまり「社会的参照」能力を9か月頃に
すでにもっているということがわかるわけです。
小さくて何もわかってないだろうと思っている時期に、
自分から情報をとりながら、
自分の行動をするためには何が参考になるのかを探しているんですね。
お母さんが安心できる場所をつくれているかどうかってめちゃくちゃ大事
このときの「お母さんの笑顔」がとても大事になってきます。
子どもにとって、お母さん自身が安心できる場所、
「安全基地」になれているかどうかがとても大事なんですね。
例えば、
3歳、4歳、5歳、とだんだん大きくなってきて
公園での一人遊びや友達との遊びが広がってきたころ
初めてのことが起きた時、
子どもは必ずお母さんを探します。
いつもより高い滑り台を見つけた、登ってみたいけどちょっと怖いな
友達がセミを捕まえた、触ってみたいけど大丈夫なのかな
お兄さんたちが鬼ごっこして遊んでる、一緒にやりたいけど仲間に入れるかな
そんな時、必ずお母さんを探すんです。
お母さんと目が合って
「大丈夫、やってごらん」と声をかけると
安心して挑戦することができます。
お母さんと目が合わなかったとき、
子どもは安全基地を探してお母さんの視界に入ってきます。
ママ友と話に夢中になっていたとき
スマホに夢中になっていたとき
「ねえ、ママ！みてみて！」
と声をかけられたり、腕を引っ張られたり、
したことありませんか？
なんとかして子どもは
お母さんの視界に入ろうとするんですよね。
それは、安心したいから。
次の行動に移りたいから。
大丈夫って笑ってほしいから。
実はこれ、大きくなってからも同じです。
安全基地が不安定になると
安全基地がなくなってしまうという危機感からいろんな行動を起こします。
友達と喧嘩ばかりする
学校に行かなくなる
そんなふうに、なんか最近子どもが荒れてきているなーと思った時には
お母さん自身を振り返ってみてください。
子どもの目を見て話を聞いてたかな？
大丈夫だよって笑ってあげれてるかな？
ガミガミ怒ってばっかりじゃないかな？
子どもにとっての安全基地はお母さん、あなたです。
笑顔で「大丈夫、信じてるよ」と言ってあげられるようになると
子どもはどんどん挑戦できる子になります。
『笑顔で過ごす』
当たり前のことだけど、日々の忙しい生活では
つい忘れてしまっているかもしれません。
『子どもを信じる』
大事に思うからこそ、あれこれ心配になって
「そんなんで大丈夫？」って言ってしまってるかもしれません。
小さなひとつひとつを変えていくだけで子どもは変わっていきます。
ぜひ小さな一つからスタートしてみてください＾＾
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